ビックリした

 四国の山越えで、どーにも納得のゆかん登りだった。 もっと、疲れずに登れると思っていたんだけれど、ダメダメだった。 連日、歩いておったのだから、疲れていたんだろ? と、思うことも出来るが、納得ゆかんかったのだ。 だから、帰って高尾山に登って、どんなもんか試してみたかったのだ。 

 そんな訳で、本日、高尾山に登ってきました。 梅雨の中休み、朝っぱらから、猛烈な日差しだし、平日だから、ラッシュに混じって電車に乗らにゃならん。 トイレ入っておる間に特急高尾山口を乗れず、15分後の電車に乗った。 高尾方面は、ラッシュの反対だから、座れるから良いんだけれど、俺んちからだと、2時間ほど掛かる。 着いたのが9時半だった。 いつものコンビニで、昼飯を買って出発した。 
 空いちゃいるけれど、俺御用達の6番ルートも、高尾山ブームにのり、知れ渡っているようで、平日のわりに人が多かった。 はじめっからガンガン飛ばす気満々だった。 登山ルートに入る前から、抜かしまくって、ルートに入ると、「すいません、抜かします」 と声をかけ、抜かしまくった。 登山の仕方としちゃ邪道だけれど、体力がどんなもんかを試したかった、只、それだけの話しである。 

 頂上に着いたのが10時半だった。 ちょっと、ビックリした。 途中、お約束で、ルート間違えて下山しそうになって、引き返してのロスがあり、1時間だ。 アホみたいだけれど、満足だった。

 そこから、脇にそれ、陣馬山方面に抜けようと思い、再び、登り始める。 いつもの休憩場で、飯を食い、昼寝しようかと思ったら、先客が居り、おばちゃんたちが昼飯を広げておった。 おばちゃん集まると無敵だから、昼寝してられねぇから、食休みして、再び、登り始めたが! やっぱ、無理に登りまくったから、足に負担が掛かった。 ちょっとヤバイかなって感じだった。 おまけに下りで、体重かけたら爪が逝ったな、痛みが走った。 爪が浮いて、変色する時の痛みだ。 耐えられないことはないけれど、遍路の訳じゃないから、無理する必要はない。 

 そんなことを考えながら、山を登っておって、女の人を抜かしたら、足下がなんか変。 何だろうっと思い、よーく見たら、5本指なんだよ。 足袋かな? ちょっと前に流行った5本指シューズかな? ちゃうな、靴下だ。 興味が勝って 「すいません、質問していいですか? それは、スタイルなんですか?」 って、聞いたの。 そしたら、骨盤矯正のために靴下で、登山をしていて、足の裏で、山道を直に感じるから、骨の動きとかも分かるらしいのね。 多分、トレーナーか、マッサージ関係の人だと思う。 骨のこととか、翌日、肌の調子が良くなるとか言っておった。 

 以前、レースで、裸足のランナーに出くわしたことがあったけれど、それよりもビックリした。