結局、肉体派かよ!

 春になり、マラソンのレースも終了し、普通に暮らしておると思いきや、山にばっか登っておる。 自然に触れることが楽しくってしゃーないのかなぁ、彼女にも 「自然に触れているときは、生き生きして楽しそう」 と評されている。 俺自身も楽しい、楽しいから、山にばっか行って居るのだろう。 5月の休日の3回は、山に行っておった。 多分、ルール無用なところが気に入っているのだろう。 何時に家を出て、どういうルートを通って、どれ位の時間で帰ってくる。 大まかな計画を立て、その場で起きていることを処理しながら登ってゆく。 決まっていることは、あるようでないのだ。 最近の心配は、ある日 森の中 くまさんに出会ったらどーしようか? ってことかな。 まぁ山は、クマ、猿、イノシシ、スズメバチと、まぁ敵が多い。 目撃情報は、沢山ある、その中で、襲われるのは、極僅かなんだと思う。 それに出くわさないことは、運でしかない。 

 登山家の山野井泰史氏が言っておったが 「登山計画はあるが、如何に失敗を少なくするかだ」 俺の登山なんか失敗なんぞする訳がない低い山だが、大まかな計画を立て、あとは如何に円滑に登り、降りてくるかだと思っている。 天候が変わったり、ルートを間違えたり、持ってき忘れたものが必要になったり、それに応じて計画の変更がなされ、下山してくることに楽しみを感じているのだろう。 楽しいけれど、やはり、苦しいのだ。 それが俺にとっては、楽しいのだ。 呼吸が乱れることは、何とも思っていない。 

 知識と体力と、運任せだ。 マラソンも体力を使うが、登山も同様に体力を使う。 結局、肉体派かよ!