これも、出くわす

 いやぁ、暑い。 俺は、暑さに強いんだけれど、ホップ、ステップが抜けた、いきなりジャンプの暑さは、困る。 俺もねぇ、人なんで、調整が効かんのだよ。 暑さに慣れちまえば、どーってことはない。 暑さに慣れていないんだけれど、妙にこの暑さに対抗したくなる。 だからといって、オンスパークの時間に外に出ておるのはつらいから、午前中に走るようにしている。 午前中といってもだな、既に30℃越えているんじゃないのかな。 天気予報で出る気温は、芝生の上で計られたもんで、実際は、+10℃と考えてくださいと、天気予報士が言っておった。 
 俺が、走り出すのは、10時前だけれど、間違いなく30℃越えているよ、俺が走るコースのその時間は、日向ばっかなんさ。 逃げようがない。 基本、日陰に逃げない人なんだけれど、走っておって、信号待ちすると、そそくさと逃げる。 それくらい暑い。 

 この暑さ全開になってから、走り始めて、やっと、身体がこの暑さに慣れてきて、しっかりと、走れるようになってきた。 走れるとは、いってもスピードを乗っけることはしないよ、軽くだよ軽く。 当然、帽子を被っちゃいるけれど、脳天を守っているだけって感じ、照りっ返しがあるから、ツバは役目を果たしておらん、ガンガンに下から 「眩しいぃ!!」 っていうのがやってくる。 渋い顔して走ってる。 何気につらいのが、足の裏ね、ここがまぁ、熱くなるんさ、途中で、アベベみたく裸足で走ってやろうかと思うが、走ったら、ダチョウ倶楽部の上島みたく 「あっちっちっち」 といって間抜けな走りを見せることになるな。 

 走っておって、熱中症になって、「救急車呼んで・・・ください」 などというシュチュエーションには、なれんよな。 自分から、暑い中を走っておるわけだから、人様の迷惑になるわけにはいかん。 予防で、走り始めから片手に水分を持っておる。 夏場は、15分に1度は、水分を摂取しないと危ないらしい。 1キロ走った辺りで、汗がドッと出て、あとは、徐々に乾いて出なくなる。 瞬く間に頬がこけてゆく気がする。 
 家に帰ると、しっかり、水分取って、飯を食う。 なーんかアイスが食いたくなって、コンビニに行き、マザー牧場のアイスを見つけた。 金額は、気にせんと、カゴに入れ、レジのカウントされている金額で、アイスが一瞬、400円と出た気がした。 「えっ?」 こんな、何のこたぁないアイスが400円? そんなわけないよなぁっと、昨日と同じようにいわれるままに金額を払い。 家に帰って、レシートを見ると、やっぱ、400円であった。 マジ? ハーゲンダッツだって250円なんだよ! 飯を食って、味わって食った、が、400円の味はせず、ハーゲンダッツでもなく、森永辺りのちょっと高いアイスっぽかった。 400円で、これじゃー二度と買うまい。 こんな失敗もよくする。