ヤングギター12月号

 エディが亡くなって、間もなく2月になる。未だにYAHOOのニュースで新しいトピが上がってくる。新しいのが出てくると、とりあえずは全部読む。最近の俺の日課かな。そろそろ追悼版が出るころだと思い。電子書籍に切り替えてから、ほぼ本屋を見に行くことはなかったのだが、頻繁に通うようになっておった。待てど暮らせど本屋にエディの表紙の雑誌が飾られん。地元のちっこい本屋に通っておったんだけれど、音楽雑誌の老舗くらいは、入荷するだろうと思っていたのだが大間違い。本屋も普段売れん本なんぞ入荷せんのだよ。それでもヤングギターの発売日の次の日くらいから探し始めたけれど、見つからん!!どーいうこと!!と思い。ナマゾンで検索してみたら、あるじゃん、エディがフランケン弾いてるジャケットで発売しとるじゃん。ポチっとなしようと思ったら、正規流通売り切れで、高値で取引されておった。それも倍以上の金額で!!もぉー止めろよ、ファンでもないくせに買って転売するのさ。
 
 ナマゾンで手に入らんでも、店頭にまだ残っている場合もあると思い、探してみたがない!かみさんは、俺がヤングギターが手に入らず、日々消沈して帰ってくる姿を見て、店員にスマホでヤングギターの表紙を掲げながら、「エディ・ヴァンヘイレン特集のヤングギターはありませんか?」と捜索してくれていたらしい。なんともありがいことだ。今まで、ヴァンヘイレンの「ジャンプ」までは知っていたであろうが、ギターをニコニコ弾いているヤツがエディ・ヴァンヘイレンだとは知らなかったであろう。

 そして、祝ヤングギター増刷が決まり、ナマゾンで正規ルートで予約をポチっとなして、昨日手元に届いたのだ!!隅から隅までエディですよ。ページの端にエディ語録まで入れているエディ愛に溢れた編集になっている。うちらにゃお馴染みのスティーヴ・ルカサーのインタビューから始まる。まぁまぁ隙間なく小さい字で書かれておるもんだから、老眼鏡をかけながら読んでおる。
 その中にマイコーの「今夜はビート・イット」(邦題笑える)のことが書かれておって、ルカサーがスタジオに入ったとき、マイコーのボーカルとエディのギターソロに別なアーティストのオケがあって、収まりが悪いから、ルカサーとポーカロがボーカル、ギターソロ以外を録り直したらしい。流れてくる話と事実は、微妙に違い、当然、事実の方が面白いことが多い。エディの逸話にしても世に流れているのと事実は微妙に違い、事実は、奥が深く面白い話なんだろう。逸話に事欠かないという点でも、エディは大物の証だよな。
 大阪のライヴは観に行って良かった。フレディの時に思ったけれど、「いつでも観れる」なんても思っちゃダメなんだよな、今だって、コロナでライヴがやれなくなっている。その間も常に状況は、変化している。しかし、コロナのお陰で、ライヴが再評価されたことは良かったよ。ライヴが始まるまで、妙な緊張感と興奮に溢れ、始まって絶叫し、手を振り、頭を振り、疲れ果てるまで身体動かして、耳が聞こえづらくなって、大きな声で仲間とライヴのことを語りながら帰るのが正しいライヴの楽しみ方だ!
 
 これからも、エディは俺の№1だ!!