記憶の箪笥の小人

 やっと、2週間の出勤が終了し、たった1日の休養である。 新年が明けた気もせんうちに成人式がやってくる。 この歳になって分かることも多々ある、今になって、あの時の親の心情が分かるときがある。 人は、一度見たことは、忘れんらしい。 サヴァン症候群がそれを証明している。  忘れるのは、その必要があるからだ。 何故か? 脳みそ疲れてしまうからだ。 まどろんでおる時に色んなことを考えるおると、数分間しか経過しておらんときがある。 不思議に思ったが、それだけ処理スピードが早いっちゅーことに気がついた。 その時、ふと、忘れておったことを思い出すことがある。 記憶の箪笥から、小人が引っ張り出して持ってくるんだな。 そんな時、ちょっと嬉しい気分になる。 

 さて、今年は、どんな年になるのかねぇ。