It's A Beautiful Day

 今年は、珍しく1年が長く感じた。目新しいこと詰め合わせだったからな。皆さん、令和元年、どんな年でしたか? ドラマも佳境に入り、新展開に突入ってところかな。まずは、入籍から始まって、みんなに祝福された結婚式があり、親父さんが亡くなり、そして、頻繁にかみさんの実家に足を運ぶようになり、わたわたしておった。

 仕事は、仕事で、年末に入り昇進試験を受けることになり、ながら勉強をして、1次のペーパー試験が終了し、来年、2次面接という念の入れよう!!特別難しいことはないのだが、会社によくありがちな、五カ条とか八徳といったもんがあり、年次の目標があったり、それを覚えなければならなかった。こーいうもんの方が苦手だ。試験があり、問題集があり、教本があるという方が覚えるのは楽だ。んでもって、年を食って暗記が苦手になっておるということが発覚した。普段の生活の中じゃ、「あぁ忘れてた忘れてた」と頭を掻いて済まされるのだが、勉強をしておると、覚えが悪いというのが肌でビシバシ感じる。やっぱ、年なんだなぁ。

 身体に関しちゃ他の人に比べっと、健康診断で引っかかるところは少ない、丈夫に産んでくれてありがとう母ちゃんだ。でも、歩いたり、走ったりしておって、以前のようにシャカシャカ動かんのだ。跳ぶなんて論外だね。確かにマラソンで走っちゃいるけれど、それで使う筋肉だけ鍛えてもしようがなくて、他んとこも均等に使ってやらんと、うまいこと動いてくれない。山本小鉄直伝のスクワットは、欠かさずやるようにしておるよ。

 今年は、いつになくみんなに会った。結婚がらみっちゅーこともあったけれど、顔が見れるというのは、良いことだ。近況を聞いて、良いことだったり、悪いことだったり、面白おかしく話しを聞く。50年も生きていると、大概の出来事は経験しておるから、ちょっとやそっとじゃ驚かない。俺も二人になったから、一人で物事を解決するのではなく、二人で解決する。ヤマケンから頂いた結婚式のパネルが食器棚の上に飾ってあるのだが、みんなの顔を見るたんび、穏やかになるのだ。写真には思わぬパワーがあるね。阿久友が撮ってくれたビデオは、歳を食って、「おぉーやってるやってる」と客観視することが出来るようになったら、かみさんと二人して見る。今見たら、のたうち回る!!二人とも、ありがとう。

 12月3日弟の墓参りにかみさんのお母さんが来てくれた。墓標に刻まれた弟の年齢を見て「27歳かい、若かったんだねぇ」と言い、そして、「お母さんも68歳じゃ若いよね」と言った。初めて思ったが、俺と弟で心配かけたから、若くして逝っちまったのかなぁっと思った。減る一方だった家族が増えたことが何より嬉しい。家族も一気に増えた。

 人の運命は面白いもんだ。トレーニングの一環として行った四国で、かみさんと出会った。出会いなんか考えてもいなかった。運命なんてもんは、どこで、どう転ぶか誰にも分らない。俺も散々、そんなことを言われた気がする、「はいはい分りましたよ」という程度で聞いていた。自分自身で、出くわすと、そーいうこともあるんだと思う。「人との出会いなんか分からないから、いつ、運命の人と出会うかなんて」と職場の若いもんに言うけれど、俺の言葉をきっと、「はいはい分りましたよ」って聞いているんだろう。その瞬間、幼くしてやってくる人も居れば、絶頂期にやってくる人、老年期にやってくる人も居る。それが、どんなことかも、その瞬間にならないと判らない。当然ちゃ当然。
 
 この歳になって思うことは、人生は、劇的でなくても、十分面白い。 あぁ、結婚式のお祝いは、無期限で募集しているぞ、気兼ねなく送れ!!

 

 ブログもなかなかアップすることが出来ん、これが多分、今年の最後のアップになるのかな、では、皆さん、良いお年をという定例文で、さいなら。