扱い小さすぎ!

 先週、ボウイが亡くなったと思ったら、中村梅之助こと遠山の金さんが亡くなった。 俺の中じゃ、金さんといったら、杉良じゃなく、梅之助の方なんだ。 そして、何故か日本では扱いが小さかった! グレン・フライが亡くなった。 朝日新聞で知ったんだけれど、ものすげぇ小さい記事で、「ホテルカリフォルニアなどで有名な、イーグルスグレン・フライさん」 だもの、顔写真も載ってねぇでやんの。 そりゃさ、バンドのメンバーの一人だけど、大物よ、しっかり記事にしようよ。 

 十代の頃を思い出したよ! まだまだハードロックを聴いておったんだけれど、ちょっと背伸びしてだな、大人のロックを聴いてみようとしておった頃だ。 イーグルス、ドゥービー(ドゥービーと言ったら、あの頃は、永ちゃんの「ドゥービー! 知ってる?」に落ち着くな)、ボズ・スキャッグスなんかをちょろちょろっと聴き始めた。 俺の中じゃ、イーグルスは、妙に硬かった。 アルバム、ホテルカリフォルニアは持っていたけれど、お気に入りは、「駆け足の人生」 だった! 
 
 あぁそうそう、関係ないけど、悪友Kがだな、突然家にやってきて 「merohi、ホテルカリフォルニアのアルバム持ってたよな? 見せてくれね」 と来たことがあった。 何かと思えば、あのジャケット、有名な心霊写真なんだよね。 メンバーが揃い踏みの写真の2階のとこに人の顔が写っておるというヤツ。 ネットで検索すると、あれは女性の顔ってことになっているのね。 俺には、おっさんの顔にしか見えんかったし、今もおっさんの顔に見えるんだけどぉ、どうでしょうか? 

 ちょっと反れたな、話を戻そう聞き始めた頃にゃ解散直前だったのかな、だから、ソロの活躍のほうが印象に残っている。 しかし、グレン・フライは顔がデカイ! ソロとのタイアップじゃないけれど、マイアミ・ヴァイスのゲスト出演で、運び屋をやっておって、飛行機の格納庫で一心不乱にギターを弾いているシーンがあって、カッコいい!!! と思った。 その頃にゃ、ギターもディストーション一本やりでもなく、泣かせるばかりが能じゃないと思っていたからな。 

 イーグルスの曲の中で、一番気に入っているのは、ホテルカリフォルニアではなく、これ又、定番かもしれないが 「ならず者」 だな。 

 悩み悪戦苦闘しているときに聴いて、ジャストだったのを覚えている。 中古で買ったレコードだったからさ、いいところで、針飛びがするのさ。 今、ならず者を聴いているけれど、どこで針が飛んだか、未だに覚えている。 もしかして、ドン・ヘンリーだったら大きく扱われていたって、いうのは、なしだぜ! 暖冬だっていうのに寒い冬だぜ。