体幹を使う

 ここ1月くらい、体幹を使うための練習&トレーニングをしておった。 肩甲骨を動くようになったし、骨盤の位置も粗方理解したが、どーも上手く使えんかった。 俺のイメージの中で、ちゃーんと体幹が使えるようになると、楽に歩け、楽に走れ、痛くもならないと思い描いておる。 どーにも、そのイメージとは、ちょと違うのだ。 違うということは、間違っているのであろう。 
 ブックオフをぶらぶらしておったら、「体幹ランニング」 という本を見つけた。 amazonで、判り易いと絶賛されておった本である。 書いてあるとおりにやってみる。 

 体幹ランニング、骨盤を立てるとかに出くわすと、避けて通れんのが 「丹田」 この 「丹田」 アジア圏でしか通用せん。 欧米では、このへその5センチ位下のこの箇所は、認識されておらんのだ。 日本人が、スイートポイントを判りやすくするために編み出したもんだろう。 これが、摩訶不思議な箇所であるから、その箇所の認識の仕方も難しい。 要は、身体の中心部ということだ。 この中心部、人それぞれ微妙に違うのだ、だから、感じ取るしかないっちゅーことだ。 整体師や、トレーナーに言わせると、立った時の土踏まずの位置で、正しいか、正しくないかが分かるらしいが、そんなこたぁ素人にゃわからん。 

 そんな不安定な感じ方で、体幹ランニングを試行錯誤しながら走っておると、時々、ジャストでフィットし、ラップが5分くらい違うときがある。 良いときと、悪いときの理由がわからないから、結局出来ていないのと一緒なんだ。 自分の身体であっても、判らんのだ。

 よく言われるとこの走っているときの足への衝撃は、100キロ。 この力をまともに受けてしまうと、膝が痛くなったり、太腿が限界っすといって、プルプル震えることになる。 それを避けるために脚への衝撃を逃さなければならんのだが、これが試行錯誤しているのにどうにも上手く出来んのだ。 
 骨盤を使って歩こうと思うと、上半身を捻らなければならない。 普通に足を動かすことを頭で考えると、股から動かそうとするよな。 ミクロマンの人形と同じように股の可動部を動かせば良いと思う。 が、股関節から動かすのは、そうではなく、骨盤を右、左と前へ出しながら歩くんだが、これをそのまんま受けてしまうと、尺取虫みたいな動きになってしまう。 骨盤を右へと出すと、真っ直ぐ歩くためには、長さが足りないんだよ、やってみな、足りないから、そのために上半身を捻らなければならない。 しかし、そんだけでは足りない。 横から見て、若干前に身体を傾けて、真っ直ぐにしないと駄目。 それを歩くたんび、やることになる。 この動き、言葉で説明すると、判りづらいが簡単に言うと、あれ、モデルがスタスタ歩いているあの感じが完成形になるのだ。 そして、その動きの早いのが走るになる。 摺り足走りの難波走りでも一緒のことで、骨盤から動かし、上体を安定させて、摺り足。 この基本的な動きをマスターせんかったら、出来ないっちゅーことだ。 股間歩きに慣れていると、骨盤を動かすと、脚に引っ張られて、上半身が置いてゆかれることになる、結果、体幹を使っていないということになる。 いやぁ、なかなか難しい。