今更であるが

 今でこそ、20世紀フォックスのテーマソングが流れ、続いてスターウォーズのテーマが流れるというのを普通に感じるほどに当たり前になっている。 ジョン・ウィリアムズは、どんな思いで、この曲を作ったのかは、定かではないがヒットするかどうか分からん映画のテーマソングがここまで、愛されるとは思っていなかったんではないだろうか? 一途はじめスターウォーズが上映された当時、まだ、シンセや、ディスコピlピコサウンドが全盛であり、フルオーケストラは敬遠されておる傾向にある中、フルオーケストラって挑戦だよね。 それだけ、彼の中に壮大なイメージが出来ておったということなのかな。 

 ルーカスから、オファーを受けるに際して、映画のイメージは語られていたであろう。 作曲家は、出来上がった映像ではなく、監督から、熱い熱弁を聴いてイメージだけで曲を作ってゆくのだろう。 それを考えると、凄いよな。 ジョンの頭の中には、俺たちが持っているイメージとは、全然違う、昔ながら宇宙戦争のイメージで作ったのかもしれないが、そんなことはどうでもいいことなんだよな、受け手がそのイメージに合致しているかどうかということが大切になる。 どんぴしゃだったのわけだ。  

 そして、ルーカスが 「もぉー疲れちゃったぁ、せっかく一生懸命作ったのにみんなして俺のこと叩くんだもん、スターウォーズは作らなんからね!!」 と言っていたシリーズが、株式会社ディズニーによって再び、息吹を上げることになった。 どこぞの映画会社が権利を持つよりは、資本がデカイだけに良かったんではないかな。 そりゃ、大騒ぎであろう。 期待半分、不安半分ちゅーのがファン心理だったんじゃないのか? 俺は、冷やかしですよ、冷やかし。 

 夏に予告編が出始めて、何が嬉しかったって! ミレニアムファルコンがビューンと飛んでいたことじゃないか!! そして、ルーク、レイア、ハン・ソロ、チュース、C3PO、R2D2が出ると聴いて、俺も、おぉぉ! と思った。 エピソード1から3までは、ルーク以前だから、誰も出て来ない。 あぁ辛うじて、ハン・ソロとチュースがいるか。 本編を観ると分かるが、計算されつくした予告編なのだ。 どこがどうというのは、言っちまうとネタバレになってしまうので、観てちょ。

 連作もんが続くと、作りきっちゃって、その前日談に戻るのだが、SWに関しちゃ、やっとお話が前へ進むのである。 

 全世界にファンがおる作品っていうのは、最終的には、それを観て育った連中が手を掛けることになる。 そーすっとだな、決まって自分たちが観たいもんを作るんだよ。 その、観たいと思っていたもんがファンに受け入れられるかどうか? ってとこが重要だ。 如何せん、全世界オタクが居るわけだから! 

 友人から、「今回のスターウォーズを点数つけるとしたら、何点?」 って、聴かれたから 「70点」 と答えた 「厳しいなぁ」 と言われたけれど、基本、原点作品の焼き直しであり、キャラ紹介と、旧作品のキャラが出てきてお助けモードである。 但し、ちゃんと伏線が張ってあり、自作に期待ってとこで、70点なのだ。 連作で、大切なことは、伏線ですよ、伏線!!