帯状疱疹

 来月、レースに出るから、練習をしておった。 暑くなりはじめだから、そこそこキツイなぁっと思っていた。 彼女が逢うたんび、「痩せてる」って言われるから、気をつけておったんだけれど、一昨日、寝て起きたら、上半身に赤い斑点と、水泡が出来ておった。 それも、左半身だけなんだよ! ありゃ、これ? 内臓疾患? と思って、ヤバいなこれと思い、まずは、皮膚科だと思い行った。 
 診察室に入って、脱いで患部を見せたら 「ありゃ、こりゃ酷い」 と言われ、薬を塗られ 「これは帯状疱疹だね」 と言われた。 水疱瘡に罹った人が、疲れや、ストレスで、ウイルスが活発化して、活動をはじめ、発症するらしい。 何故か、身体の片側にしか症状が出ないのである。 投薬に塗り薬、ガーゼで、患部保護を言い渡された。 

 自分自身は、疲れている気はしておらんかったのだが、疲れておったのかねぇ。 そのことを彼女に連絡したら、「だから言ったのに」 に始まり、小言を言われ、安静を言い渡された。 

 おっさんになると、いろんなことが出てくるもんだな。 困ったことが、患部が左胸と、左の背中なんだが、患部を保護するためにガーゼを付けるんだけれど、上手く付けられないことに気がついた。 一人は、困ったもんだな。