やるせない

 神戸というところは、酒鬼薔薇事件から、妙な事件が多発するところになってしまった印象が俺にはある。 多分、皆さんもそうだろう。 事件を発症させた元凶は、神戸淡路大震災だとも言われている。 大惨事は、トラウマのオンパレードになってしまう。 だからといって、全ての災害の地域の人がそうなってしまう訳ではない。 どこか、理不尽さを抱えてしまうと、そうなってしまうんじゃないか? と、思っている。 理不尽さとは何か? 「なぜ、私だけ」 「なぜ、俺だけ」 という感情だ。 

 猟奇事件、残虐な事件が多発するという事は、何が理由が無くてはならないと思う。 

 再び、神戸で、女児の誘拐事件が起き、最悪の展開になった。 誘拐された女児の家の近くの雑木林から、遺体が入ったビニール袋が発見され、周辺に女児の遺留品が散乱していた。 両親は、誘拐され、殺され、切り刻まれていたら、気も狂わんばかりだろう。 唯一の亡骸されも、真面な状態ではなくなってしまったのだから。 

 死体遺棄の容疑で、逮捕された男のメディアの続報は、「あぁやっぱり、あの人が犯人だったの」 という発言が多い。 犯人逮捕により、報道規制が解除になり、情報が一篇に出てきた感はあるが、警察はもっと、たくさんの情報を精査していたのだろう。 まず、近くの雑木林に無造作に放置されていた遺体に気が付かなかった。 警察もマークしていたであろう犯人の物象を掴むことが出来なかった。 監視カメラで、犯人と思しき人物が、女児に着かず、離れずしておったことは、判っていたようだ、それでも、物象に繋がらなかったのか。 警察も、犯人宅を訪れていたが、女児は見つからなかった。 その時点で、殺され、雑木林に遺棄されたいのだろうか。 これから検視で、判るのだろうが、いつ、殺され、遺棄されたのか? も、明らかになってくるだろう。 

 法治国家、人道的とか、いろいろ言われるが、この手の犯罪者には、引き回しの上、晒し首でもいいし、今、話題のイスラム国に連れてゆき、彼の罪を教え、斬首して、youtubeに投稿してもらえばいい。 

 親にしてみれば、子供を誘拐され、殺され、切り刻まれ、亡骸さえも真面に見ることが出来なくされてしまったんだ。 言葉の掛けようもない。 殺された女児は、全ての痛みと、苦しみの記憶をなくし、天国で、平穏な日々が送れますように。 又、親御さんにも、いずれ心が平穏が訪れますように。