嫌な事件だな

 長崎女子生徒殺害事件は、事件発生後に出てくる加害者の生活環境がちくはぐだった。 なんていうんだろう、出てくるパズルのピースが、その隙間に埋まるはずがないピースが出てくるんだ。 まず、去年、母親の死。 そして、女子高生の一人暮らし。 父親の早い再婚。 そして、アメリカへの留学を控えていた。 

 普通さ、去年、母親が死んだら、家族から極力離さんだろ? 特に思春期である、そーいったことは成長に大きく影響を与える。 そして、去年母親が死んだにもかかわらず、父親の再婚。 これ又、不可解だ。 もし、父親が再婚するのなら、娘の成長を考え、再婚し、当然、同居するだろう。 それが、そんな不安定な時期に一人で住ます。 女子だろうが、男子だろうが、高校生くらいのガキが一人暮らしすればさ、好き勝手なことをするじゃないの? その好き勝手が、殺人だったのだ。 
 この流れを見ていると、父親は、どうも、娘を自分の手元から、離そう離そうとしておったとしか思えんのだが? 父親は、気づいていたんじゃないのかなぁ、娘の異変に。 そんな気がしてならん。 

 しかし、小学生のころ、給食に漂白剤を混入したのだろ? それも執拗に4回だっけ? 多分、彼女の中では、実験だったのだろう。 そして、学校側は、中学まで、監察期間とした。 その監察期間も、非難されるような手落ちもなかった気がする。 彼女の方が一枚上手だったのだろう。 その後、動物を解剖し、犯罪者予備軍として、着実に成長している。 動物を平気で、殺せる者は、人を殺すことが出来るという構図は、正しいと思える。 

 よくは判らんが、抑止のキーパーソンは、母親だったんじゃないのかなぁ。 事件の全容は、未成年者という事で、判らないのだろう。 だが、大切なことって、こーいう特殊な事件の全容の公開なんじゃないのかな。