巡礼に行こう!

 何の気なしに 「四国巡礼に行こう!」 と、思い、調べてみると、色々意味があって、知らんことばっかだ。 俺のような、不届き者が、そーいった神聖なもんに関わることは、憚られる。 まず、神を信じない、宗教大嫌いである。 そんな、俺が、神様が沢山居るといわれる所に行ってしまうわけだからな。 日本の場合、そーいった宗教的な面は、ある意味で自由だよな。 イスラム圏とか、マジだからな、悪いけれど、俺は引いちまう。 人は、宗教がなければ、生きてゆけんのかどうかは、分からん。 でも、脳みそに元々、宗教的なもんを理解する部分を持っているらしい。 だから、それを受け入れることは、普通なことなんだろう。 逆に俺のように拒絶するが如く、毛嫌いするほうが問題なのかもしれん。 

 計画段階だけれど、俺が、四国巡礼に行くなんて、おふくろさえ、思わんだろう。 まぁ、根本的な目的は、違うけれど、そーいった場所に行くと、思いも寄らんインスパイアが起きたりするんだろうなぁ。 

 まずは、ルートや、基本的な知識を得なければならんと思い、本屋に行った。 多分、そーいった本は、置いていないだろうから、取り寄せか、アマゾンかなぁっと、思っていた。 やっぱ、エリアは、旅だよなぁ、地図じゃねぇ、海外じゃねぇ、旅のガイドブック・・・・おぉあるよ、四国巡礼歩く旅、こっちにある、あっちにもあると、関連本を入れると、5冊ほど見っけた。 もしかした、四国巡礼ってブームなの? 
 
 旅の醍醐味は、プランニングから始まる。 当然、実行するに当たり、色んな障害があるんだけれど、俺の場合、ぶっつけ本番の旅が多い。 海外は、収集出来ん情報もあったり、想像力が勝ってしまって、ビビってしまうこともある。 飛行機に乗っちゃえば、引き返せないから、やるしかないんだけれど。 自発的なプランニングで、国内を旅行するのは、始めのなのだ。 一つの取っ掛かりは、去年の大阪で、ヴァンヘイレンを観よう! だった。 「国内も、面白いなあ」 と、感じたのだ。 そして、歩いて、旅すると、どうなるだろう? となり、だったら、目的があったほうが楽だな、四国巡礼もありかなっと、なった訳だ。 旅の醍醐味って、俺の中では、何が起こるか分からない! ってことなんだ。 久々に旅に出る事を決めた今、ちょっとした興奮と、苛立ちかな。 旅が決ると、いつも苛立つ、現実の拒絶なんだろうねぇ。 困ったもんだよ、いつでも、ガキでさ。