こけちまうお父さんに属す

 身体を一から、作り直すため、毎日、スクワットやって、体幹鍛えて、元に戻そうとしておる。 だが、筋肉をつけたからといって、身体の使い方が分からんかったら、なーんにもならんのね。 長島一茂然り、清原然りである。 逆に言えば、身体が大きくなくても、身体の使い方がしっかりと、分かっておれば、大リーグでも、通用するということをイチロウが証明しておる。 あんな、身体のデカイ連中の中で、プレイするのは、常に100%で臨まなければならんということでもある。 身体の小さいスポーツ選手の方が、俺は、短命だと思っている。 身体が小さくても、関係なく、大きな連中と同等に勝負しなければならないのだ。 「ヤツは、体重が100キロもあったんだからしようがない」 という言い訳は通用せん。 俺も、そーだけれど、レースで走っておっても、大きいほうじゃないから、ストライドの問題もあるから、足の回転を上げるほうを選択する。 だから、より一層、身体の使い方が上手くなければ、走れん。 

 歳を食って、出来なくなったのが、全力疾走!! 身体をどーいう風に動かしたら良いかは、分かっちゃいるんだけれど、そのスピードで、動かん。 街中にいる連中よりも、早くは走れるけれど、俺自身が思ったスピードじゃないんだ。 類にもれず、あれだ、運動会で、こけちまう父さんに属しているのだ。 足りておらん筋力を補うために自重を使った筋トレは、欠かせなくなっているんだろう。 今更、器具を使って、ムキムキにする気はないけれど、落ちてしまった分を少しでも補わなければならん。 マラソンで、長い距離を走ろうと思うと、ちょっとした脂肪でも、妙に気になるんだ。 俺の中のベストの体脂肪率は、10%を切るか、切らないかの状態なんだと思う。 40越えたおっさんが、目標にする体脂肪率じゃないな。 そんなことよりも身体の使い方が上手いほうが、怪我も少ないし、走っておっても疲れないのだろう。 気分よく走れるというのが、なかなか大変で、ここ数年できなくなってしまっている。 結果、初心に返って、基礎トレーニングからやることにした。 3月にレースが終了したら、速攻で、歩く練習に切り替えなければならないから、悔いのない走りはしたいと思っているが、なかなかイメージどおりにはいかんもんだ。