日本砂漠化

 日本は、いつから、砂漠になったんだ! それ位に暑い。 性質が悪いのは、夜になっても気温が下がらんことだな。 砂漠の夜だって、気温が下がる! 亜熱帯だって、夜は涼しくなる。 一丁前にゲリラ豪雨だけは、起きやがる。 
 暑いから、休日だっちゅーのに5時に目が覚めた。 さすがの俺も窓を開けて寝る事が出来んほどに暑い。 夜中になっても30℃から下がらんって、どーいうこと? 室温は、もっと高いからな。 室温に関しちゃ、一度上がっちまうと、秋まで下がらんよ。 
 どーせ、走るんだから、久しぶりに朝っぱらから走ろうと思った。 確かに朝、走るほうが気分が良いんだけれど、飯を食わずに走るのは、どーにもね。 缶コーヒーを飲んで、7時前の30℃を既に越えている外に出た。 それでも、涼しいなぁ、ここ数日の猛暑の昼間で、身体が慣れたのかな、心地良く走れる。 盆休みのせいか、車も人も少なく、避けて走る必要は、まるっきりない。 気分良い。

 2キロを越えた辺りで、汗がどっと出た。 水分を買っておいたほうがいいな。 スポーツドリンクじゃなくって、水だな。 あとは、ダラダラと走る。 俺以外に走っているもんはおらん、実に気分が良い。 環七に出ると、渋滞しておった。 あぁ、あれだ、湾岸に出て、首都高に乗って、どっかに向かう人たちだな、今日も暑いよ、父ちゃん、母ちゃん、頑張っておくんなさい、仕事の人も大変ね。 「こんな、朝っぱらの暑い日に何、走っているんだ?」 という目を横目に俺は、かなり気分よく走っておった。 皆さんの思っていることを裏切って悪いけれど、かなり、気分が良い! 

 汗が額から、どっと出ている。 こいつが目の中に入って痛いんだ。 俺が、帽子や、バンダナを巻くのは、汗が目に入るのを防ぐためである。 何で、みんな、目が痛くないのかなぁ? 不思議だよ。 走っておるヤツに二人すれ違った。 一人は、ロングのトレーニングパンツに白いTシャツという基本に忠実な恰好な人と、まるっきり普段着で、走っておった人もおった。 通勤途中の人じゃないかって? あのフォームは、走りこんだフォームだ、通勤ランだったのか? 

 家に帰り着くと、頭の天辺から、足の先まで、びっちょりだ。 さてと、これから、いつもの行事、洗濯をするかな。 休日は、この時間帯に走ろう!