結構、出くわす

 仕事帰り、この猛暑で、夕飯の準備をするのもタルイので、コンビニで出来合いもんを買って、飯にしようと思い、おかずと麦茶と雑誌をレジに持っていった。 一人もん全開である。 始め、レジに表示された金額は、1500幾らだったので、10000円と、500円数円を出した。 返ってきたお釣は、8600円いくらかだった。 「あれ?」 と思いながら、疲れちゃっているから、そのまんまもらい、帰宅した。 
 俺は、家計簿をつけているから、必ず、レシートはもらってくるのね。 レシートを見たら、雑誌が×2になっており、その分が加算され1800幾らになっておったのだ。 お釣をもらったときの違和感は、これだった。 なんでもそーなんだが、俺の中の違和感は、絶対に正しいんだ。 その瞬間、理解出来んかったとしても、あとあと、答えが出て、「あぁ、そーいうわけ」 と繋がる。 

 今回の場合、バーコードで、おこなわれた計算は、間違いないという先入観念と、愛想のいいばあちゃんという2つのトラップだな。 ばあちゃんという時点で、勘ぐれよと思うのだが、一々人を疑っておったら限がない訳で、まーいいかとなる。 駅を降りて、間もないコンビニで買ったから、「これ、間違ってますよ」 と、このクソ暑い中、レシートを持ってゆく気もなく、350円だったら、いいかなぁっと、思うわけだ。 

 不思議なのがさぁ、確かに合計で、1500幾らと出ておったんだけれどなぁ、うーーん、当分の間は、レジのおばちゃんの計算に気をつけるが、そんなことに気をつけているときは、そんなことは起きず、そんなことを忘れた時に再び、そんなことが起きるのである。