緩い緩い

 日々、愛用のガス釜で、3合炊いている。 1合夕飯で食って、2合が弁当分である。 弁当は、昼夜分があるから2合なのよ。 しかし、毎回、きっちり3合づつ食うわけではなく、微妙に残る。 それが2日溜まると、残りが1合分くらいになる。 ランニングに行く前に釜のスイッチを入れ、スタコラサッサと走るわけである。 帰って来たら、炊き上がっており、風呂から出た頃には、蒸れているという寸法である。 生活のスタイルの中にすっぽりと入っておる。

 風呂から上がって、さてと、蒸れた頃だろ、かん回すかっと思い、しゃもじ持って、蓋開けたら、ぐちょっと音がした。 あんりゃ? おかしいなぁ、火の調整は、ちゃーんと2合になっておるし、何故に? そーいやぁ、炊いている最中も、水っぽい音がしておった。 しゃもじにすくって食ってみる・・・緩い。 頭のプレイバック機能をキュルキュル巻き戻してみた。 あぁ! いっつも3合炊くもんだから、水加減も条件反射で、3合にしちまった。 これか、これが原因か。 すげぇなぁ、水加減増えているもんだから、御飯の量も3合になっちゃっているよ。 すげぇなぁ、食った感じが、寂れた街にある定食屋の御飯のゆるゆる加減に似ている! もしかしてあれか? 2合の米の量で、3合水加減で炊く荒業をやって、御飯の量を増やしているのか? という疑問がちょっと浮かんだだがぁ、そんなこたぁないか、でも食感が似ているんだよなぁ。 明日の昼飯、晩飯は、緩い御飯だぞぉ、水加減間違ったのなんて、御飯の炊き方の憶えたての頃、以来だぜ!