おっさんは、台形になる

 基本的な筋トレの回数を増やすなんちゅーことは、久しぶりである。 基本トレーニングは、ダルイから、数十年やっておらん。 気分変えで、突然、腕立て伏せをやることはあった。 が、日々、ちゃーんとやるのは、かなり久々だ。 「20回なんて、へっ! そんなもん」 と、思っておったが、やってみるとブラマヨの小杉みたくヒハーいっちまった。 今は、30回が限界である。 一度、落ちたもんを上げるのは、なかなか大変だ。 おっさんになっちまって、筋肉がつきづらくなっておるのか、まぁまぁ大変。 
 でも、やってみて、思ったことはさ、おっさんになって、肩幅が縮まってくるじゃないの? なんつぅんだろう、おっさんぽいシルエット? あれって、胸がカッと開かなくなってくるからのようだ。 日本人が、なりづらい憧れの厚い胸板は無理であるが、太っておらんことがよしとされる。 だが、筋肉が取れ、萎んで猫背になってくるから、がに股で、肩幅ないから、台形みたくなっちまうんだな。 
 走るときに胸を広げないといけないんだけれど、どーも、上手く開かんかったんだ。 上手くゆかねぇなぁっと、思っておったら、腕立て伏せのフォルムがそれに近いんだ。 肩甲骨を動かすためには、背中にスペースが必要だから、胸を張らないと、動かないんだ。 疲れてくると、身体が後退する、あーいかんいかんと、再び、胸を張るんだけれど、疲れてくると持続しない。 単純運動の腕立て伏せが良いようだな。 
 スクワットをやるようになって、下半身は安定した。 補助運動は、やはり、必要なんだなぁというのを実感した。